海運事業を基軸として、生コンクリート関連の事業を行う株式会社千石の概要や沿革について調べてみました。
また、千石高史氏自身についてもどんな人物なのかを紹介しています。
株式会社千石とは
株式会社千石は、海運事業を基軸に海砂採取事業や、海洋物流事業、建材事業、生コンクリート事業、流動化処理事業、海洋工事事業を行っている株式会社です。
海砂採取作業では瀬戸内海や九州の産地から、コンクリートの材料となる海砂の採取を行っています。
海洋物流事業は海砂をはじめ、石炭砕石、石灰砕砂などの骨材資源を船舶で運搬するというものです。
産地から海上輸送された資源は建材事業部に備蓄され、5か所にある作業所から顧客のもとに出荷されます。
出来上がった生コンクリートは90分以内に使用しなければならないという決まりがあり、需要地からの距離が重要になります。
株式会社千石の生コンクリート製造工場は大阪府梅田の「うめきた地区」や、関西国際空港などが輸送圏内に位置しており、主にこれらのエリアに生コンクリートを供給しています。
株式会社千石の概要
株式会社千石は大阪府此花区に本社を構え、和歌山と北九州の二つの支店を持っています。
事業所としては全部で9つあります。
資本金は9000万円です。
株式会社千石の沿革
株式会社千石は昭和36年に豊田正幸が1000万円を出資して創業しました。
昭和37年には屋号を千石商店とし、昭和46年6月1日に株式会社千石に社名変更しました。
このときの資本金は3000万円でした。
代表取締役を務める千石高史とは?
千石高史氏は二つの株式会社の代表取締役を務めています。
一つは「株式会社千石」、二つ目の会社は映像関係の事業を行っている「Prevent」という会社です。
その他にも3つの組合の理事長を務めており、その活動は注目されています。
千石高史が理事長を務める組合とは
千石高史氏は、大阪府砂利石材協同組合と此花建材販売輸送企業組合、淀川河川整備事業協同組合の3つの組合の理事長を務めています。
大阪府砂利石材協同組合は、骨材の適正価格を獲得するために大阪府全域の生コンクリート工場との共同販売を目指しています。
これまでは海運品骨材の販売業者や播摩西部の砕石製造業者を中心とした組織にのみだった組織に、陸送品骨材を生産する北摂砕石製造者協議会の会員6社が合流し体制を強化しました。
これによって平成30年3月下旬の合流時点での組合員は31社となり、大阪府下の生コン用骨材のシェアを9割以上占めることになりました。
此花建材販売輸送企業組合は平成7年4月に設立された組合です。
平成28年の5月に千石高史氏が理事長に就任しました。
此花建材販売輸送企業組織は、貨物自動車運送事業法に基づく一般貨物児童や運送事業を主な事業内容としています。
淀川河川整備事業協同組合は平成9年12月に設立された組合です。
この組合でも、此花建材販売輸送企業組合と同時期である平成28年5月に千石高史氏が理事長に就任しました。
淀川河川整備事業協同組合は、組合員の行う砂や砂利の共同採取やそれに関連する整備事業を主な事業内容としています。
株式会社千石は生コンクリートに関する事業を行なっている!
千石高史氏が代表取締役を務める「株式会社千石」では海運事業を始め、生コンクリートに使用する砂や砂利に関する事業を行っていることが分かりました。
理事長を務める組合では、生コンクリート用骨材の共同販売について多方面からその取り組みが期待されています。